2016年11月27日日曜日

平成29年 司法試験委員会決定等の公表


11月26日
平成29年司法試験の実施 について
司法試験の実施に関する
司法試験委員会決定等

公表されました。

この決定等の掲載は
毎年
法務省ウェブサイトにて
掲載されているもので
司法試験に関する決定事項等の
情報を知ることができます。

● 司法試験の実施に関する司法試験委員会決定等 (平成29年) - 法務省
http://www.moj.go.jp/jinji/shihoushiken/jinji08_00141.html
法務省トップページ
> 資格・採用情報
> 司法試験
> 司法試験の実施について
> 平成29年司法試験の実施について
> 司法試験の実施に関する司法試験委員会決定等


平成29年予備試験の試験委員会決定等
は,こちらです。

● 司法試験予備試験の実施に関する司法試験委員会決定等 (平成29年) - 法務省
http://www.moj.go.jp/jinji/shihoushiken/jinji07_00199.html
法務省トップページ
> 資格・採用情報
> 司法試験予備試験
> 司法試験予備試験の実施について
> 平成29年司法試験予備試験の実施について
> 司法試験予備試験の実施に関する司法試験委員会決定等


以上

読んでいただき,
ありがとうございました。

2016年11月26日土曜日

大審院の判例


法情報検索 各論 3 判例検索 9

前にご紹介した
大審院判例簡易化ソフト - 韋駄天
( 名古屋大学 )

www.kl.i.is.nagoya-u.ac.jp/idaten/

リンクがうまくされないので
こちらのアドレスをコピーして
貼り付けてください。
( IEからが無難です。)

このソフトは
「 大審院判例簡易化ソフト 」
副題にもあるとおり
元々は
大審院の判例を
読みやすくするために
開発されたソフトのようです。

今回は
その 大審院の判例 について
書いてみます。

まず 大審院 とは
明治8年 ~ 昭和22年
まで存続
現在の最高裁判所が
設置されるまで続いた
最上級の司法裁判所 です。


大学で民法の講義の最初の方で
権利濫用事例の判決で
宇奈月温泉事件
大審院判例が紹介されたことを
覚えています。
大審院 判決 昭和10年10月5日
( 民集14巻1965頁 )
 

この判例が現在でも
権利濫用のリーディング・ケース
となっています。

まあ,民法の授業の一発目に
このカタカナ書きの
読みづらい判例が出てくるので
凹んでしまった記憶がありますが…。

このように
いまだに重要な判例が
ありますので,
大審院の判例も
参照の必要性があります。


では,
大審院の判例を調べる際
どの文献にあたればよいのかです。

大審院 では
民事と刑事の判例 があります。

民事
大審院民事判決録
( 略称:民録 )

( 明治8年 ~ 大正10年 )
名称が変わって
大審院民事判例集
( 略称:民集 または 大民集 )

(大正11年 ~ 昭和21年) まで
刊行されています。

刑事
大審院刑事判決録
( 略称:刑録 )

( 明治8年 ~ 大正10年 )
民事と同じく名称が変わって
大審院刑事判例集
( 略称:刑集 または 大刑集 )

(大正11年 ~ 昭和22年) まで
刊行されています。

ただし
刑事 については
明治17年12月 ~ 18年12月 までは
刊行されていません。


また
民事,刑事 とも
明治21年 ~ 23年 までは
刊行されていません。



この他に
民録,刑録から重要な部分についての
抄録がなされた。
大審院民事判決抄録
( 略称:民抄録 )

( 明治31年 ~ 大正10年 )
大審院刑事判決抄録
( 略称:刑抄録 )

( 明治24年 ~ 大正10年 )
もあります。


大審院の判例集 について
民録,刑録,大民集,大刑集
公的刊行物 ですが
詳しくいうと
途中で,資料名が変わったり
民亊と刑事の区別がなくなったり
復刻版が出版されたりと
発効形態に変遷があります。

全てを書くと,紙面をとるので
資料の詳細については
こちらを参考にすると便利です。

● 日本-大審院・最高裁判所判例集 - 国立国会図書館リサーチ・ナビ
https://rnavi.ndl.go.jp/politics/entry/Japan-hanrei-sup.php
国立国会図書館トップ
> 政治・法律・行政
> 日本
> 判例資料
> 日本-大審院・最高裁判所判例集

● リーガル・リサーチ / いしかわまりこ 他 著
第5版 日本評論社 2016年3月



ところで
大審院判決録 として
整理されて
刊行されるようになったのは
明治28年以降
民録,刑録 ともに
明治28年( 第1輯 ) ~
大正10年( 第27輯 )

巻次が付けられ
整理されています。

続く
大民集 では
大正11年( 第1巻 ) ~
昭和21年( 第25巻 )

大刑集 では
大正11年( 第1巻 ) ~
昭和22年( 第26巻 )

というように
巻次の表示も
「 輯 」から「 巻 」

なりました。

よくある質問で
「 輯 」って何て読むんですか?
と,聞かれます。
この字は
「 シュウ 」と読み
“ 集めてまとめる ”
という意味です。

大審院の判例 では
「 輯 」
大審院判決録の場合
「 巻 」
大審院判例集の場合 に使用します。


最後に
判例の引用で
「 新聞×号×頁 」 とありますが
「 新聞 」って,何新聞ですか?
との問い合わせがあります。

これは
『 法律新聞 』 の略称 です。
法律新聞
明治33年9月 ~ 昭和19年8月 まで
法律新聞社 より刊行された
法律専門の新聞です。

この新聞には,
法律関係の記事のほか
大審院の判例集に登載されていない
重要な判例

この新聞のみに
全文が登載されている
ケースもあります
ので
知っておくべき資料です。


以上
読んでいただき,
ありがとうございました。

2016年11月25日金曜日

採点実感等の活用法とクイズ番組にまつわる雑記


出題趣旨 及び 採点実感は
司法試験受験者ならば
当然これらを
読んでいると思います。

以前
合格者に
出題趣旨や採点実感などを
どの様に読み
活用したのかを
聞いたことがありました。

その合格者が言うには
出題趣旨や採点実感には
何が問題点として問われているのか。
そして
どのように考えて欲しかったのか
また
してはいけないのか。
などが述べられている
道標 なので
読んで,答案作成の際に
そこを踏まえて書かないと
折角
ガイドしてくれているのに
活用しなければ
読んでないのかな
と思われて
印象が悪くなる。

でも
これらの分析に時間を割いていたら
択一 ( 当時は7科目 ) や
論文の勉強に支障がでてしまう。

そこで
出題趣旨や採点実感の
キーポイントを抽出して

それを
Q&A形式 にし
勉強の合間にそれを見ながら
頭に定着させて
答案を書く際に
そこを意識して
書くようにしていた。

と,教えてもらったことが
記憶にあります。

司法試験をはじめ
あらゆる分野での
勉強法
百人百様 ですので
その人に合った
違う勉強方法もあるでしょう。
こんな勉強法は
無駄だと思う方も
いるかも知れません。

プラグマティズム的 に考えれば
絶対的な勉強法なんていうものはなく
勉強法は
人それぞれ相対的 であり
この合格者は
その方法で合格した のだから
その勉強方法は真
ということです。


この勉強方法を聞いたとき
自分が
外資の保険会社 で派遣社員を
していたときの
研修 を思い出しました。

業務に就く前に
1週間ほど研修があったのですが
色々と専門用語や
マニュアルを叩き込まれます。
そして
研修講師から
毎日課題が出されます。

今日進んだ分を
明日まで全部覚えろとは言いません。
ただ
今日の分で
重要な個所を抽出して
問題と解答を
15問作成してくるように。
と言われました。

翌日
みんなで作成した問題を出し合い
講評します。

問題を作るということは
マニュアルを
理解していないとできません。
また
要約力も必要です。
そして
他人のものと比較すると
自分が落していた
重要なポイントに気づきます。

この研修は
短期間で効果の出る
合理的な方法でした。

この方法は
法科大学院生でいうならば
「 ゼミ 」 と同じ効果 ですね。


この合格者の勉強方法から
もう一つ
思い出したこと
があります。

第1回 アメリカ横断ウルトラクイズ
優勝者 である松尾清三 氏
勉強方法です。

クイズ番組のオールドファンならば
松尾 さんの名は
ほとんどの方が
知っているのではないでしょうか。

この方法は
第1回史上最強のクイズ王決定戦
( 1989年11月14日 )に
放送されていたものです。

松尾 氏
クイズ番組の出場が決まると
“ 新聞などから
クイズに出そうな記事をチェックし
問題形式にして
カセットに吹き込んで聞く。”

という
勉強方法が紹介されていました。

やはり
問題を作って解く作業は
頭によく定着する方法
だと思います。

番組では他に
森田敬和 氏
クイズ番組を録音した
カセットテープを
仕事の合間に聞く方法。

大木一美 氏
ほとんどのクイズ番組を録画し
クイズの本を読む方法。

これらは
司法試験的には
“ 過去問を何度も回す。"
といったところでしょうか。

その他には
水津康夫 氏
あらゆるジャンルの本を
ひたすら読むこと。

これは
“ 基本書を回す ”
ということでしょう。

このように
名だたるクイズ王の勉強方法が
紹介されていました。

これらを見ると
クイズの勉強法も
司法試験の勉強法も
同じことだ。
ということがわかります。

要は
勉強しなければいけない
のではなく
勉強が好きでしょうがない
レベルになると
どんどん頭に入るということですね。


それと
“ 繰り返す ”
ということでしょう

学者もそんなものだと思います。


現在の素人参加のクイズ番組は
「 アタック25 」
ぐらいしかありませんが
1970年代~1980年代 には
「 クイズグランプリ 」,
「 アップダウンクイズ 」,
「 世界一周双六ゲーム 」
などなど

多くの素人参加の
クイズ番組がありました。

懐かしい~。


どうでもいい話ですが
私が以前
お茶の水界隈で仕事をしていた頃
水津康夫 氏 を何度か
神保町で見かけたことがあります。
扇子を片手に持っていましたよ!
( わかる方は
相当コアなクイズファンですね! )


それと
「 アメリカ横断ウルトラクイズ 」
「 全国高等学校クイズ選手権 」
問題集は
手放してしまいましたが

★ 水津康夫のクイズ全書 (センチュリープレス) / 情報センター出版局 / 水津康夫・著

★ クイズは創造力〈問題集篇〉全脳を刺激する「精選1300問」 (センチュリープレス) / 情報センター出版局 / 長戸勇人・著

は,使い古していますが
今でも大切に持っています !!



ところで
クイズつながりで
女子アナ
菊間千乃 さん
司法試験に合格
弁護士 になられたことは
有名ですが,

女子アナ → 弁護士 といえば
自分的には
小池達子 さん ですね…。

「 クイズダービー 」
問題読み上げ
テレビ朝日の
「 おはようCNN 」 などにも
出演していました。

なんて
知的できれいな方なんだろう
と思ってました。

その頃の女子アナって
決して前に出ず
でしゃばらず
淡々と仕事をこなしながらも
知性を感じる方が
大勢いましたよね。

小池達子 さん は特にですね !!

前に
「 クイズダービー 」
古いビデオを見ていたとき
小池達子 さん は
今何をしているのだろう

と思って
検索してみたら。

駒澤ロー を経て 弁護士
なっていたので驚きました。

駒澤大学
「 欽ちゃん 」 のように
駒澤ロー
その辺をもっと
アピールすればいいのにね

と,いつも思っています。

でも
若い人は知らないかな…。


今あらためて
「 クイズダービー 」
見て思うことは
大橋巨泉 氏

「 アメリカ横断ウルトラクイズ 」
福留功男 氏 など

あの頃の司会者は
素人の扱いが上手かったなぁ~。
と感じます。


今回は
自分の趣味に偏った話で
恐縮でしたが,


読んでいただき,
ありがとうございました。


また
平成28年7月12日に
ご逝去されました
大橋巨泉 氏 のご冥福を
お祈りいたします。


以上

2016年11月24日木曜日

採点実感等に関する意見 平成28年


11月19日(土)
法務省Webサイト
において
平成28年司法試験
採点実感等に関する意見

公表されました。

採点実感等に関する意見
例年
司法試験委員会会議 の資料に付されて
公表されていたのですが
今年は
会議の日とは別に
公表されたようです。

司法試験委員会会議 第129回会議
( 平成28年12月5日 )



法務省Webサイトの
リンクを張りましたので
よろしければ,参考にしてください。

また,今年の
論文式試験出題の趣旨
試験問題 についても
リンクを張りましたので
合わせてご覧ください。


● 平成28年司法試験 採点実感等に関する意見 - 法務省
http://www.moj.go.jp/jinji/shihoushiken/jinji08_00131.html
法務省トップページ
> 資格・採用情報
> 司法試験
> 司法試験の結果について
> 平成28年司法試験の結果について
> 平成28年司法試験
採点実感等に関する意見


▼ 平成28年司法試験の結果について - 法務省
http://www.moj.go.jp/jinji/shihoushiken/jinji08_00126.html
法務省トップページ
> 資格・採用情報
> 司法試験
> 司法試験の結果について
> 平成28年司法試験の結果について


● 平成28年司法試験 論文式試験出題の趣旨 - PDF直接リンク
http://www.moj.go.jp/content/001204818.pdf
法務省トップページ
> 資格・採用情報
> 司法試験
> 司法試験の結果について
> 平成28年司法試験の結果について
> 論文式試験出題の趣旨


● 平成28年司法試験 問題 - 法務省
http://www.moj.go.jp/jinji/shihoushiken/jinji08_00128.html
法務省トップページ
> 資格・採用情報
> 司法試験
> 司法試験の実施について
> 平成28年司法試験の実施について
> 平成28年司法試験問題


● 司法試験委員会会議 第129回会議(平成28年12月5日)- 法務省
http://www.moj.go.jp/shingi1/shingi01700094.html
法務省トップページ
> 省議・審議会等
> 委員会
> 司法試験委員会 - 司法試験委員会会議
> 第129回会議(平成28年12月5日)


昨年までの
出題趣旨,採点実感,ヒアリング等 の
掲載箇所
については
以前にブログにまとめましたので
そちらも参考にしてください。


▲ 出題趣旨,採点実感,ヒアリング等の掲載箇所(~平成27年)
https://kissysuzuki007.blogspot.jp/2016/05/blog-post_27.html


以上

読んでいただき,
ありがとうございました。

2016年11月23日水曜日

韋駄天 と カタカナ 文語体の文


法情報検索 各論 3 判例検索 10

土地収用法の沿革と検索
ご案内したように
明治時代の法文は
カタカナ・文語体
その読み方に慣れていないと,
読みづらいですよね・・・。

もっとも
民法や商法の一部,刑法なども
近年まで,カタカナ・文語体でした。

民法の現代語化
民法の一部を改正する法律
(平成16年12月1日法律第147号)

刑法の現代語化
刑法の一部を改正する法律
(平成7年5月12日法律第91号)

商法の一部現代語化
会社法の施行に伴う
関係法律の整備等に関する法律

(平成17年7月26日法律第87号)

会社法
( 平成17年7月26日法律第86号)

 商法 については
第1編 総則(第1条) から
第2編 商行為
第4章 匿名組合(第542条)
までが,現代語化 されていて

第2編 商行為
第5章 仲立営業(第543条)から
第3編 海商(第851条)までは
カタカナ・文語体 です。


職業として
明治時代の法令,大審院の判例 や
カタカナ・文語体の文献を
読むことに慣れている方々は
カタカナ・文語体のほうがよいと
言われる方がいると思いますが

そもそも法律はその適用を受ける
国民のためにあるのであり
そのためには
できるだけ一般の国民に
わかりやすいものであるべきで
このような
片仮名・文語体の法律の存在は
問題があると
いわざるを得ないでしょう。


川崎政司
『 法律の現代語化 - 求められる法文の民主化の努力 』
「 立法と調査 」 NO.189・1995年9月


『 法制執務コラム - 参議院法制局 』
より

と,あるように
立法者側も
現代語化を進めているようです。

ちなみに
『 法制執務コラム - 参議院法制局 』
参議院法制局職員が執筆した記事
(記事の内容は,執筆当時のもの)を
『 立法と調査 』
(参議院事務局企画調整室編集 発行)
から,転載したもので
法令等に関するエピソードなどが
記載されていています。

また,原典の
『 立法と調査 』
主要な政策課題や予算・税制の解説
国会に提出された法律案の紹介
国会ならではの情報や資料を駆使した
調査・研究の報告・論文を
掲載しています。

● 『 立法と調査 』 - 参議院 調査室作成資料
http://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/rippou_chousa/index.html
参議院トップ
> 調査室作成資料
> 立法と調査


カタカナ書きの文が読みづらい
という方には
以前にもブログで紹介した
「 旧法令 条文の検索 」
2016年3月28日



● 韋駄天 - 大審院判例簡易化ソフト(名古屋大学)
http://www.kl.i.is.nagoya-u.ac.jp/idaten/
 リンクがうまくされないので
こちらのアドレスをコピーして
貼り付けてください。
( IEからが無難です。)

カタカナをひらがなにする
濁点をつける
句点・読点をつける
旧字体を新字体にする。

[ 難読字に読み仮名を付ける ]
の欄に
チェックを付けて実行すると
難読字に読み仮名を
付けることがでる。

[ IEなどの一部のブラウザ限定 ]
読み仮名の付いた語に
マウス・カーソルを当てると
意味が表示される。

という機能があります。

「国立公文書館デジタルアーカイブ」

「国立国会図書館デジタルコレクション」

写真なので変換ができませんが
HTML等
書かれていれば
コピペして実行
すれば変換ができます。

しかし
文語体が口語体の現代語に
なるわけではありませんので
ご注意ください。



以上
読んでいただき,
ありがとうございました。

2016年11月20日日曜日

土地収用法の沿革と検索


法令や文献についてのお尋ねで
意外と多いな,と感じるものの中に
「 土地収用法 」旧法令
コンメンタール など についての
質問があります。

そこで,今回は
土地収用法の沿革等 について
ざっくりと書いてみました。

情報源としての文献

★ 逐条解説 土地収用法(上・下) 第三次改訂版 小澤道一 著 ぎょうせい 2012年6月

を,主な参考資料とし
『 日本法令索引 』
『日本法令索引〔 明治前期編 〕』
『法令データ提供システム』
『国立公文書館デジタルアーカイブ』
『衆議院 制定法律』 等

適宜,参考にしました。

(アクセス日:平成28年11月20日)

『 逐条解説 土地収用法 』
土地収用法のコンメンタール
判例,裁決例等 の他
行政解答等も盛り込んだ
逐条解説の他に,立法の沿革
明治期の旧土地収用法
( 明治22,33年改正 ) 等の法文

登載された,質・量ともに
優れたコンメンタールです。


◆ 土地収用法における立法の沿革

寛永20年(1643年)3月
江戸幕府によって出された
「 田畑永代売買禁止令 」

明治5年2月15日太政官布告第50号

もって解除され
土地の所有権・所持権を
“ 期限を定めず ”に
売買が認められました。

そして
明治5年2月24日大蔵省布達第25号
より
「地所売買譲渡ニ付地券渡方規則」
制定され
土地所有権の移転をする場合の立証は
地券の交付によることとなりました。

このような
土地所有権が確立されると
公用のために
強制的に取得することが
必要となる場合に備えて
明治5年9月大蔵省布達第126号
“ 地券渡方規則 ” を改め
「御用ノ節」 は
土地を強制取得が可能
となる
ことを規定しました。

一方
補償 については
土地の場合
「 地券ニ記セル代価 」
と定めました。

さらに
明治5年10月大蔵省布達第159号
より
先の大蔵省布達第126号で改めた
第20条本文に
但書が追加され
建物等 に対して
「 相当ノ手当 」
補償すべきことを定めました。


明治8年7月28日太政官達第132号
「公用土地買上規則」
制定されたことから
“ 地券渡方規則第20条 ”は廃止。

この
「公用土地買上規則」 には
・ 公用土地買上の目的
・ 買上げることのできる主体及び事業
・ 買上げの目的物
・ 買上げの要件
・ 買上げの決定権者
・ 買上げの決定手続
・ 買上げに伴う補償

が規定され
前記のとおり
近代的土地収用制度の要素を
初めて体系的に規定した法令です。


明治22年2月11日
「大日本帝国憲法」 の公布にともない
その約5か月後の
明治22年7月30日法律第19号 により
「公用土地買上規則」を廃止し
新たに
プロシア土地収用法を継受した
「土地収用法」 が公布されました。

第1章 総則
第2章 土地収用ノ手続
第3章 損失補償
第4章 土地収用審査委員会
第5章 雑則

で,構成され
「公用土地買上規則」 と比べ
格段に整備された法律

なりました。

さらに翌年には
明治23年7月25日法律第54号 により
「土地収用協議会規則」
制定されました。

この規定は

収用工事の認定を得た起業者が
土地所有者及び関係人と協議し
協議が不調に終わった場合は
土地収用審査委員会の裁決を
求めることができる。


とする,
第8条の協議について
その遂行の促進を図ろうとした
規定
です。


明治33年3月7日法律第29号 により
“ 前・土地収用法 ” 及び
「土地収用協議会規則」は廃止され
新しい 「 土地収用法 」 が制定され
“ 前・土地収用法 ” と比較して
10章82条からなり
より精緻な規定 になりました。

本法制定には
明治29年4月27日法律第89号 により
「 民法 」
制定されたことにともない
民法との調和・整合性を図ることが
必要であったことも
制定理由の一つでした。


ここで
公布日についての注意です。
当該コンメンタール及び
日本法令索引では
公布日が
明治33年3月7日
ですが
原本では
明治33年3月6日
になっています。

こういったように
日本国憲法施行前の法令
正本に記された署名日と
官報での公布日が異なる
ものは
官報での公布日で表記 されます。

土地収用法制定従前ノ土地収用法
土地収用協議会規則及
明治三十二年法律第七十二号
( 権利収用ニ関スル権 )廃止
御署名原本
明治三十三年 法律第二十九号

『国立公文書館デジタルアーカイブ』


土地収用法
(明治33年3月7日法律第29号)

『日本法令索引 国立国会図書館』



話を戻して
戦後
昭和21年11月3日
「日本国憲法」 の公布を受けて
土地収用制度も
官憲的なものから,民主的なものに
改める必要があったことから
昭和26年6月9日法律第219号 により
“ 前の土地収用法 ” を廃止し
新たな「 土地収用法 」
制定しました。

新法は
民主的なものへと
改良がなされてはいるものの
その基本構造は
旧法を踏襲したものです。

その後は
・ 昭和28年8月12日法律第199号
〔 第1次改正 〕
・ 昭和31年5月14日法律第103号
〔 第2次改正 〕
・ 昭和42年7月21日法律第74号
〔 第3次改正 〕
・ 平成13年7月11日号外法律第103号
〔 第4次改正 〕


と,社会情勢の変化にともない
その必要性から
大きな改正を経て
現在に至っています。

最終改正:
平成26年6月18日号外法律第72号
(平成28年11月20日 現在)

● 法令データ提供システム(総務省) - 土地収用法(現行法)


★ 日本法令索引
原則として
明治19年2月公文式施行以降の
省令以上の法令
について
制定・改廃経過等の
情報を検索できるデータベース。
また
帝国議会及び
国会に提出された法律案や
国会に提出された
条約承認案件等の
審議経過等も検索できます。


さらに
関連情報へのリンク で

国立公文書館デジタルアーカイブ
国立国会図書館デジタルコレクション


で,当時の官報等が
デジタル画像で閲覧することが
できるものもあり

・ 総務省 法令データ提供システム
(現行法)
・ 衆議院 制定法律
(制定時の法律)
・ 法務省 日本法令外国語訳
データベースシステム


で,現行法,制定法及び
日本法令の英訳を閲覧
できるものもあります。


※ 参考として
こちらのサイトでも
本文を見ることができます。


● 公用土地買上規則
明治8年7月28日太政官達第132号
- japan.road.jp

トップ
> 道路法令集
> 道路法令集 Do Law 
> 明治元年~18年
> 明治八年 公用土地買上規則

● 土地収用法 (明治22年)
明治22年7月30日法律第19号
- japan.road.jp

トップ
> 道路法令集
> 道路法令集 Do Law 
> 明治18年~45年
> 明治二十二年 土地収用法

● 土地収用協議会規則
明治23年7月25日法律第54号
- japan.road.jp


● 土地収用法 (明治33年)
明治33年3月6日法律第29号
- japan.road.jp


● 土地収用法 (昭和26年)
昭和26年6月9日法律第219号
- japan.road.jp

トップ
> 道路法令集
> 道路法令集 Do Law
> 昭和元年~64年
> 昭和二十六年 土地収用法


▼ 道路法令集 - japan.road.jp
http://japan.road.jp/Law/Law.htm

▼ トップページ
japan.road.jp
~The Long and Winding Road~
- 松波成行

http://japan.road.jp/


以上

読んでいただき,
ありがとうございました。

2016年11月7日月曜日

国民投票制度の危うさ


10月末に行われた
ハロウィーンがありました。
渋谷なんかは
盛り上がってましたよね。

それと少し前ですが
今年の夏にポケモンGOが発売され
その人気ぶりに驚嘆したところです。

これらのニュースを見て感じたのは
ひとつの方向に向いた
群衆移動の脅威です。


話は変わりますが
日本国憲法 において
国民投票は
憲法改正の場合に認められています。

( 96条1項 )


国民投票 とは
議員その他の公務員の選挙以外で
国民一般が行う投票です。

憲法改正の他には
最高裁判所裁判官の国民審査
( 79条2項 )
地方特別法についての住民投票
( 95条 )
国民投票であるとされています。

では
新たな法律を制定するとき
国民投票制度を
採用することができるのか?


と,いうと。

憲法では
代表民主制が原則
( 前文, 43条 )なので
明文の根拠なしに
直接民主制の制度である
国民投票制を
採用することはできない。


ただし
国民投票結果が
国会の意思決定のための
諮問的なものであれば
前文の
「 国政は国民の厳粛な信託による 」
とも合致するので
憲法とは矛盾抵触しない。


との考え方があります。


現在の制度は
有権者が国会議員を選び
国会が法律を制定していますよね。
( 間接民主制 )

でも
「 諮問的に国民投票してから
国会が法律を制定する 」

というような法律が制定されたら
怖いですよね。

国民投票したうえで立法した場合
国民全体から
お墨付きを与えた形での立法なので
その法律に対しての
批判が困難になります。


それと
法律なので
憲法改正と比べて
制定手続のハードルも低いです。


通常でしたら
各議院の総議員の3分の1以上の出席
( 56条1項 )
かつ,
出席議員の過半数の賛成で決まります。
( 56条2項 )


もしも
スターウォーズ
パルパティーン( 後の皇帝 )
のような
議員が出てきたら
恐ろしいですよね。

完全に “ 独裁 ” になって
帝国状態 になりかねませんよね。


冒頭のような行動で
自分たちが行っている
そのものの意味も分からず
周囲も見えていないような
状態にある国民が
動き出して投票行動したら
どうでしょう ― 。

民主主義の危うさを感じます―。


そんなことを,考えつつ
ハロウィーンやポケモンGOの
現象を見てしまうのですが・・・。


まあ
杞憂にすぎないでしょうね

(*⌒∇⌒*)

以上

読んでいただき,
ありがとうございました。

2016年11月5日土曜日

訟務月報 等 官公庁公刊の判例集


法情報検索 各論 3 判例検索 8

判例集,裁判例集
司法機関である 裁判所 が
編集,公刊している公的判例集
以外に
行政機関である 官公庁 が
編集,公刊している判例集

あります。


例を挙げると
★ 高等裁判所刑事裁判速報
(法務省大臣官房司法法制部 編集)

巻次 : 1981年 ~

高等裁判所刑事裁判速報
もともとは
各高等検察庁の内部資料でしたが
現在は
法曹会から出版されています。
また
有料データベース
( TKC,LLI など )でも
PDFで閲覧

できるものもあります。


★ 税務訴訟資料
(国税庁 編集)

巻次 :
第249号(2004年)までは冊子体
第250号(2005年)
~ 258号 (2011年) まではCD‐ROM
258号 ~ 国税庁Webサイト
掲載されています。
( アクセス日: 2016年 11月 5日 )

税務訴訟資料 は,
租税関係行政・民事事件裁判例 のうち
国税に関する裁判例を収録
したもので
課税関係判決
徴収関係判決
分かれています。

● 税務訴訟資料
http://www.nta.go.jp/ntc/soshoshiryo/index.htm
国税庁ホーム
> 税務大学校
> 税務訴訟資料


★ 訟務月報
(法務省訟務局 編集)

巻次 : 創刊号( 1955年 ) ~

訟務月報 は,
国や行政庁が一方当事者となって
法務省が関与した
民事事件,行政事件,租税事件の判例
収録しています。

このうち
国に対する主な請求内容
賠償 を求めるものを
民事事件
処分の取消し等について 求めるものを
行政事件
租税の賦課徴収 に関するものを
租税事件
としています。

各法科大学院で異なると思いますが
59巻 1号 から
冊子が寄贈されていたと思います。

それより前の号の所蔵については

現時点 ( 2016年 11月 5日 )
41巻 1号 ~ 61巻 6号 までは
法務省Wbeサイトの
データベースからPDFで閲覧
できます。

● 訟務重要判例集データベースシステム - 法務省
http://www.shoumudatabase.moj.go.jp/search/html/shoumu/general/menu_general.html#

訟務月報の問い合わせは
多かったと,記憶しています。


以上
読んでいただき,
ありがとうございました。

2016年11月2日水曜日

物件の噂 高輪グリーンマンション事件


前回紹介した
「 高輪グリーンマンション事件 」
ですが
大学や司法試験で
刑事訴訟法の勉強をした方なら
誰でもご存じでしょう。

争点

①・・・
被疑者を所轄警察署近辺のホテル等に
宿泊させて取調べを続行したことが
任意捜査の方法として
違法とまではいえない
とされた事例


②・・・
伝聞証言につき
異議の申立がなかった場合の証拠能力


についての判例です。


それより
このマンションは
実際に今でもあるのか
という疑問も湧きます。
もちろん現在もあります。

刑事事件マニアなら
住んでみたいと
思うところかもしれません。

物件の概要
こんな感じです。

住所は
港区高輪2丁目1-24
1970年11月 竣工( 築 46年 )

地上2階建て,全39戸で
2DK が中心の間取りの
分譲賃貸マンション。

住戸の多くは
眺望や陽当たりが良好。

都営浅草線 泉岳寺駅から
徒歩2分。
東京メトロ南北線,都営三田線
白金高輪駅 から 徒歩10分。

徒歩1分 のところに
バス停があり
広尾,六本木,新宿方面にも
バスで直接アクセスが可能。

賃貸の場合は
2LDKで月11,2万
といったところです。


築は古いですが,立地がいいので
家賃もこんなところでしょう。


以下のウェブサイトに
詳細がありました。

( アクセス日:2016年11月2日 )

● 高輪グリーンマンション - 東急リバブル
https://www.livable.co.jp/kounyu/m/library/mansion-16427/

● 高輪グリーンマンション - SUUMO物件ライブラリー
http://suumo.jp/library/tf_13/sc_13103/to_0000097691/


その一方で
GoogleYAHOO! の検索サイトで
「 高輪グリーンマンション事件 」
検索すると,

「 大島てる 」 という
Webサイトが
上位に出てきます。

● 大島てる - 高輪二丁目の事故物件
http://www.oshimaland.co.jp/?p=pz99p6x7

トップページはこちらです。
● 事故物件公示サイト - 大島てる
http://www.oshimaland.co.jp/

● 大島てる - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%B3%B6%E3%81%A6%E3%82%8B

最近は
このサイトも
知名度が上がってきたようで
書籍も出版されています。


今や
法科大学院のほとんどが
太平洋ベルト地帯に
集中している状況で
他県から出てきて
アパートを借りる予定のある方で
こういったものを気にする方は
参考として
確認しておくのもいいでしょう。


ただ,長い人生で
仕事や私生活で
うまくいかなかったりする時も
あるでしょう。
そういう時に
どうもうまくいかないのは
前の住人が
あまり
うまくいってなかったらしいので
そのせいだ。

などと
変なこじつけは
しないようにしましょう。

それを始めると
延々と負のスパイラルに
堕ちますものね・・・。

水木しげる 先生
つのだじろう 先生 たちは
お化けオカルト
大成功してますからね。

要は,考え方ひとつですよ。

でも,
普通の賃貸物件もそうですが
大家や不動産屋の
退去後の後処理の問題は
あるでしょう。
退去後の清掃や諸々の処理を
手抜きしておいて
後の客に
物件をゴリ押しして
勧めてくる業者はいますよ。

そういう業者を見抜くために
知恵をつけておくのは
いいと思います。


それから
自分が土地を購入して
家を建てたり,
建て売りの物件を購入する
予定のある方は,

購入しようとする土地が
今まで何だったのかを
調査しておいたほうが
よいと思います。

例えば
水田,蓮畑や沼地
あるいは
近年できた埋立地で
それ以前は何に使われていたか
などです。

地質と地盤は関係があるし
後で,有害物質が検出された
なんて例がありますから。

その辺のところは
購入前に
自分で
是非確認しておきたいところですね。


終わりに
物件選びに資する
入門的な本を挙げておきます。


★ 訳あり物件の見抜き方 ( ポプラ新書 ) / ポプラ社

★ 買ってはいけない家と土地 / 自由国民社


以上

読んでいただき,
ありがとうございました。

2016年11月1日火曜日

上告趣意 上告理由の検索


法情報検索 各論 3 判例検索 7

上告 する際
刑事事件 の場合には
上告の理由を記載した 上告趣意書
民事事件 では 上告理由書
提出しなければなりません。
刑事訴訟法 第376条
(控訴趣意書)
刑事訴訟法 第414条
(控訴に関する規定の準用)
民事訴訟法 第314条
(上告提起の方式等)

そして,上告審判決は
上告人が原判決に不服として
上告趣意( 刑事 )あるいは
上告理由( 民事 )にて提出した
理由についてのみ判断がなされ
裁判の争点
この 趣意書理由書
みられます。
刑事訴訟法 第392条
(調査の範囲)
刑事訴訟法 第414条
(控訴に関する規定の準用)
民事訴訟法 第320条
(調査の範囲)
従って
裁判所の判断プロセス
まず
上告趣意( 上告理由 )があり
それを受けての判断である
判決理由
そして結論たる
主文,となります。

ただし
判決書の記載の順番
主文
→ 判決理由
→ 上告趣意( 上告理由 )

となります。

なお
最高裁 は法律審ですので
主文の後に
事実部分の記載はありません。 


最高裁判所判例集 では,
上告趣意,上告理由が
省略されることなく掲載されます。

しかし,その他の資料では
これらが
省略されていることが多く
「 裁判所ウェブサイト 」
裁判例情報にも
「 裁判所時報 」 にも
上告趣意,上告理由は
掲載されません。


さらに
上告審判決に至るまでは
一審および原判決の
問題点の経緯がわからないので
最高裁判所判例集 には
第一審,第二審の主文
および理由が併載されます。


この点について
「 裁判所ウェブサイト 」
裁判例情報では
第一審,第二審の主文
および理由の併載は省略され
審級相互のリンクもありません。


他方
有料データベース
LEX/DBLLI 等 においては
審級のリンクや
PDF形式で
全文収録された
判例集へのリンクにより
上告趣意および上告理由や
第一審,控訴審の
主文および理由を
見ることができるものもあります。



有料データベースで
検索するにあたり
各社で一長一短があります。
そこで今回は
LEX/DB(TKC)
LLI について

昭和59年2月29日
最高裁第二小法廷・決定 
事件番号 昭和57年(あ)301号
〈 高輪グリーンマンション事件 〉

素材に比較してみます。

※ 検索日は,2016年11月1日です。

● 昭和57年(あ)301号 事件 - 裁判所Webサイト
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=50262


LEX/DB(TKC)LLI では
著名事件名の
〈 高輪グリーンマンション事件 〉
検索できます。

フリーキーワードに
“ 高輪グリーンマンション ”と
入力すればヒットします。
同時に
裁判所選択で最高裁を選択すると
判例が絞り込めます。

これに対し
裁判所Webサイトの場合は
著名事件名での検索ができません。
しかし
GoogleやYAHOO!の検索サイトから,
“ 高輪グリーンマンション事件 ”と
入力すると
裁判所ウェブサイトの
当該事件の判例が上位に出てきます。



次に
テキストページ では
LLI
上告趣意がカットされています。
ほとんどはそうなのですが
LEX/DB(TKC) では
この事件の場合
上告趣意も掲載されています。

当該事件のように
全文の長いものは
( 冊子体の頁数は,808頁あります )
上告趣意の頭出し をするのに
苦労しますが
テキストページの場合は
検索窓を出して
“ 上告趣意 " と入力し
検索をかけるとよいでしょう。


LLI のテキストページでは
上告趣意はカットされていますが
PDFページ では
上告趣意が掲載されています。
PDFページ へは
画面の上にある「 原典 」 ボタンを
クリックします。

しかし,
LLI短所
なのですが,
PDFページ では
上告趣意の頭出しができません。

長所 としては
テキストページから
「 最高裁判所判例解説 」 が
直接リンク
( オプション )
されているので
判例から,解説を見るのに便利 です。

また
第一審,第二審の判決も
リンクされています。

※ テキストページ画面の上にある
「 審級 」等のボタン。


一方
LEX/DB(TKC) でも,PDFページ があります。
書誌のページから
第一審,控訴審の判決
および
最高裁判所判例集への相互リンク

あります。

LEX/DB(TKC)長所
PDFページ からでも
上告趣意の頭出しができます。

※ PDF画面の右上の
「 ブックマークボタン 」

当該事件の場合
弁護人の上告趣意
( 上告趣意等1 ) と
被告人の上告趣意
( 上告趣意等2 ) の
両方とも,頭出しができます。


また
LEX/DB(TKC)
判例から
判例評釈等の文献を見る場合

「 検索結果一覧 」 画面で
書誌 を選択し
「 書誌 」 画面の上部に
「 判例評釈へ 」 のボタンが
ありますので
クリックすると
「 判例評釈等一覧 」
画面にとびます。


このように
データベースには一長一短があります
また
図書館ごとで,契約が異なり
オプションで登載されている
データベースも異なりますので
それらの特性を知っておくと
効率よく調べられます。



と,まあ
上告趣意のデータベース検索について
書きましたが
上告趣意や上告理由のみを
プリントアウト
するのには
頭出しができる
LEX/DB(TKC) がよいと思います。

ただ
画像の映りが
各社まちまちであり
画像に汚れがあるものや
少し斜めになっているものも
ありますので
神経質な方は,比較の上
プリントアウトして下さい。


でも,図書館で
上告趣意や上告理由を読むだけならば
直接
冊子体にあたって読んだ方が
手っ取り早いと思います。



※ 出典
最高裁判所刑事判例集 38巻 3号 479頁


以上

読んでいただき,
ありがとうございました。